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家族のための認知症予防パーフェクトガイド » 【特集】認知症予防に効果があるサプリメント成分はどれ?徹底調査 » プラズマローゲン(ホタテ、ホヤ、鶏) 認知症予防への効果やその科学的根拠を調査

プラズマローゲン(ホタテ、ホヤ、鶏) 認知症予防への効果やその科学的根拠を調査

10秒でわかる
プラズマローゲンについてのまとめ

  • アルツハイマー病患者の脳内では健常者と比べプラズマローゲンが減少している
  • プラズマローゲンにはホタテ由来、鶏由来、ホヤ由来のものなどがある
  • なかでもホタテ由来のプラズマローゲンには認知症予防に効果があるという臨床試験結果がある

30秒でわかる ポイント解説
~認知症予防へのプラズマローゲンの効果がわかる!~

ホタテ

プラズマローゲンとは細胞が酸化ストレスを受けた時に最大の防衛機能を発揮していると考えられており、アルツハイマー病患者の脳にはこのプラズマローゲンが減少していることが論文で発表されています。

プラズマローゲンは人だけではなく、ホタテ、ホヤなども持っているリン脂質。脳組織では細胞膜融合に深く関係していると考えられています。

そして、ホタテ由来のプラズマローゲンはすでに臨床結果が出ており、認知症予防に効果的と考えられます。

ただ、プラズマローゲンを含むホタテなどをそのまま食べても、じつはプラズマローゲンを増やすことはできません。特殊酵素処理などにより抽出された高純度化されたプラズマローゲンをサプリメントなどで口から摂取する必要があります。

ここではプラズマローゲンという成分の概要と認知症の予防にどのような効果があるのかを解説しています。

プラズマローゲンとは
どのような成分か

プラズマローゲンとは哺乳動物の生体内に存在するリン脂質の一つで、細胞膜をかたちづくる成分です。抗酸化作用があり、細胞が酸化するのを防衛する機能があると考えられています。

ヒトにおいては体内のリン脂質の18%を占め、脳神経細胞や心筋、リンパ球などに多く含まれており、細胞膜のイオン輸送やコレステロールを排出する役割を担っているとされています。

脳組織では細胞膜融合に深く関係していると考えられており、アルツハイマー病の脳(死体の脳)でプラズマローゲンが減少しているという論文が1999年に初めて発表され注目されるようになりました。

2007年には生存するアルツハイマー病患者のプラズマローゲンが減少していることを証明する論文も発表になり、プラズマローゲンと認知症が深い関わりを持つことがわかってきました。[注1]

また血液脳関門という、脳に異物が入らないようにする関所のような役割の場所がありますが、DHA結合型のリン脂質(ただしリゾ型)はここを通過できることがわかっています。[注2] まだ確証はありませんが、プラズマローゲンもこのDHA結合型のリン脂質として脳まで運ばれているのではないかと考えられています。

なおプラズマローゲンにはホタテ由来、ホヤ由来、鶏由来のものなどがあり、基本的な分子の構成は同じです。しかし3つを比べるとホタテはDHA、ホヤはEPA、鶏はALAを特に多く含んだ脂肪酸の構成になっています。ですので、同じプラズマローゲンでも脳の作用に差が出るのです。

ホタテ由来、ホヤ由来、鶏由来のうち、認知症改善の科学的根拠があるものは?

認知症予防に効果があることが期待される成分は数多くありますが、ヒトに対する試験(臨床試験)で改善したという科学的根拠(エビデンス)があるのは唯一、ホタテ由来のプラズマローゲンのみです。

このホタテプラズマローゲンの研究結果の論文は権威のある医学誌として知られる「EBio Medicine」に掲載されました。[注3]

その他、同実験の内容を再分析した報告や、他の臨床試験結果などもあり、いずれも認知症予防に効果的と考えられる内容です。これらの実験の結果の詳細については、当サイトの【特集】効果実証済みの
ホタテプラズマローゲンとは?
にすべてまとめてあります。

ホタテやホヤ、鶏肉をたくさん食べれば認知症を改善できるのか?

生のホタテやホヤ、鶏肉を大量に食べても体内で同じようにプラズマローゲンが増えることはありません。ただ食べても意味がありません。[注4]

特殊酵素処理などにより抽出された高純度化されたプラズマローゲンをサプリメントなどで口から摂取する必要があります。

なおプラズマローゲンのサプリメントのなかには、「プラズマローゲン研究会認証」というものがあります。上の医学誌「EBio Medicine」に掲載された論文は、このプラズマローゲン研究会の理事(臨床研究部代表)の藤野武彦教授(九州大学名誉教授)らの報告です。[注5]

どのような食品に含まれるのか?

プラズマローゲンはホタテから抽出された成分であるため、ホタテを使用した食品に含まれています。他にも上記で記載している通り、ホヤや鶏肉からも摂取することができます。

ただし、残念ながらホタテ、ホヤ、鶏肉を使用した食品や加工食品を食しても認知症を改善するわけではありません。これも先に説明をした通りで、高純度化したものを摂取しなければ意味がないからです。

結果「プラズマローゲンが含まれる食品は確かにあるけれども、食品から効果を得られるほどの量を摂取することは難しい」となります。認知症改善を目指すならば、サプリメントからの摂取が望ましいと考えられます。

認知症予防以外に何に効果があるのか?

プラズマローゲンは他にも、うつ病、パーキンソン病、メタボリック症候群を始め心身の障害に対する効果が期待されています。いずれも脳疲労が深く関わる疾患であると言われているからです。脳疲労の改善にも一役買っていると言われるプラズマローゲンであれば、これらの疾患に対する効果が検証されることは自然な流れと言えるでしょう。

ただし、あくまでも期待されているだけの状況です。まだまだ研究段階であり、改善した・予防できたとハッキリとした報告は上がってきてはいません。今後の研究に期待をしたいところです。(2018年7月現在)。

認知症の予防に期待が持てる
サプリメント成分一覧
サプリメントで摂れる認知症予防に効果があるとされる成分を徹底検証しました。すべての成分で認知症予防の可能性がある点は共通していますが、臨床実験(2重盲検試験)で認知症が改善したというエビデンス(科学的根拠)があるのはホタテ由来のプラズマローゲンだけです。
成分名 認知症改善の
臨床試験結果
(二重盲検法)
認知症予防の
可能性
ホタテ由来 
プラズマローゲン
あり あり
ホヤ由来 
プラズマローゲン
なし あり
鶏由来 
プラズマローゲン
なし あり
中鎖脂肪酸 なし あり
ビタミンB12 なし あり
DHA なし あり
EPA なし あり
PC DHA なし あり
フェルラ酸 なし あり
ポリフェノール なし あり
ジオスゲニン なし あり
レシチン なし あり
ホスファチジルセリン なし あり
γ-アミノ酪酸(GABA) なし あり
核酸 なし あり
遠志(オンジ) なし あり
イチョウ葉エキス なし あり

【参考URLリスト】

認知症予防に効果があるサプリメント成分はどれ?徹底調査 臨床実験で軽度認知症も改善したホタテプラズマローゲン