家族のための楽しい楽しい、認知症予防パーフェクトガイド 認パフェ
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ポリフェノール 認知症予防への効果やその科学的根拠を調査

10秒でわかる
ポリフェノールについてのまとめ

  • ポリフェノールはさまざまな植物に含まれる物質で、優れた抗酸化作用が注目されている
  • 酸化や炎症などの老化抑制を通じ、動脈硬化や脳梗塞予防など健康維持に役立つ
  • 特にフラボノイド系の認知症予防機能が注目されており、各方面で研究が進められている

30秒でわかる ポイント解説
~認知症予防へのポリフェノールの効果がわかる!~

カカオニブ

ポリフェノールはその優れた抗酸化作用によって酸化や炎症などを抑制し、動脈硬化や脳梗塞の予防に役立つとされる物質です。

また、アルツハイマー型認知症の原因と言われる「アミロイドβ」というたんぱく質の脳内蓄積を抑える働きが注目されています。

なかでも特に期待が高まっているのがフラボノイド系ポリフェノール。代表的なものは緑茶に含まれる「カテキン」、カレーに使用するターメリックに含まれる「クルクミン」、チョコやココアに含まれる「ココア・フラバノール」です。

現時点では同成分の認知症改善に関する科学的根拠はありませんが、今後の研究成果が期待されています。

ここではポリフェノールという成分の概要と認知症の予防にどのような効果があるのかを解説しています。(現時点(2018/4/1時点)では、この成分について認知症改善の臨床実験(二重盲検試験)による科学的根拠はまだありませんが、認知症予防ができるという可能性があり、今後のさらなる研究が期待されています。)

ポリフェノールとはどのような成分か

ポリフェノールとは様々な植物に含まれる物質でその数は4,000種以上にも及ぶと言われ、植物が光合成の時に作り出す色素や苦味、香りの素にもなっています。

ポリフェノールはその優れた抗酸化作用が注目され、緑茶に含まれるカテキンや大豆のイソフラボン、赤ワインに含まれるレスベラトロールなどテレビの健康番組などでもよく紹介されています。

というのもこうしたポリフェノールを摂取することによって酸化や炎症などの老化を抑制し動脈硬化や脳梗塞を予防するなど人の健康維持に役立つ効果があるからです。

またポリフェノールはアルツハイマー型の認知症予防に効果があるとも言われています。この認知症はアミロイドβと呼ばれるたんぱく質が脳内に蓄積することで起こるとされていますが、ポリフェノールにはこれを抑える働きがあるというのです。

赤ワインを毎日250ml以上飲む人は認知症の発症リスクを下げる、緑茶を一日に2杯以上飲む人は週3回ペースの人より認知機能低下のリスクが半減するなど様々な研究報告があります。[注1]

ポリフェノールの認知症に対する効果

ポリフェノールの認知症を予防する機能については多方面で研究が進められていますが、特にフラボノイド系のポリフェノールが注目されるケースが多くなっています。その代表的なものを紹介しましょう。

カテキン

日本人にとっては身近な緑茶に含まれるポリフェノールです。伊藤園・静岡県立大学薬学部・白十字会の行った認知機能が低下気味の高齢者12名に対する検査では、緑茶抹を3ヶ月間摂取後に近時記憶に大きな改善効果がありました。[注2]

また別の実験で人工的にアルツハイマーを発症させたマウスにカテキンを2ヶ月間投与したところアミロイドβたんぱくの量が減少したことが確認されています。これはカテキンがアミロイドβたんぱくの凝集を押さえて毒性を弱めるからと考えられています。[注3]

クルクミン

カレーに使用されるターメリック(ウコン)に含まれるポリフェノールです。米国に比べてインドで70歳代のアルツハイマー型認知症患者数が少ないことから研究がスタートしたと言われアミロイドβたんぱくの蓄積を抑える効果あると考えられています。

香港で行われた研究では認知機能障害のある50歳代の人にクルクミンを1gまたは4g摂取したところ血中のアミロイドβの量が減少しました。また富山大学が行ったアミロイドβ注入マウスの水迷路試験では、クルクミン餌を投与されたグループが投与されなかったグループに比べ優位で、アミロイドβの凝集抑制効果が確認されています。

ココア・フラバノール

チョコレートやココアに多く含まれているポリフェノールです。血栓を防止したり細胞の損傷を抑えたりする効果などが知られていますが、オーストラリア大学の研究でチョコレートを頻繁に食べている人ほど認知機能が優れているということが明らかになっています。[注4]

またイタリアでは軽度認知障害の患者がココアを飲んで言語などの認知機能が改善したと米国の医学誌に発表しています。こうしたフラバノールが認知機能の改善に役立つことを示唆するデータは複数あるものの、そのメカニズムまでは解明されていないため今後の研究の進展が期待されます。[注5]

認知症の予防に期待が持てる
サプリメント成分一覧
サプリメントで摂れる認知症予防に効果があるとされる成分を徹底検証しました。すべての成分で認知症予防の可能性がある点は共通していますが、臨床実験(2重盲検試験)で認知症が改善したというエビデンス(科学的根拠)があるのはホタテ由来のプラズマローゲンだけです。
成分名 認知症改善の
臨床試験結果
(二重盲検法)
認知症予防の
可能性
ホタテ由来 
プラズマローゲン
あり あり
ホヤ由来 
プラズマローゲン
なし あり
鶏由来 
プラズマローゲン
なし あり
中鎖脂肪酸 なし あり
ビタミンB12 なし あり
DHA なし あり
EPA なし あり
PC DHA なし あり
フェルラ酸 なし あり
ポリフェノール なし あり
ジオスゲニン なし あり
レシチン なし あり
ホスファチジルセリン なし あり
γ-アミノ酪酸(GABA) なし あり
核酸 なし あり
遠志(オンジ) なし あり
イチョウ葉エキス なし あり

【参考URLリスト】

認知症予防に効果があるサプリメント成分はどれ?徹底調査 臨床実験で軽度認知症も改善したホタテプラズマローゲン