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【特集】効果実証済みのホタテプラズマローゲンとは?簡単解説

ここではホタテ由来プラズマローゲンの認知症予防に関する科学的根拠と効果について解説しています。

ホタテプラズマローゲンってすごいの?

希望ちゃん
「認知症予防に効果がある」っていわれている成分はたくさんあるけど、そのなかでも特にホタテプラズマローゲンに注目が集まっているらしいねぇ。
カナエちゃん
そうだよ。色々たくさんある成分のなかでも、唯一、軽度アルツハイマーや軽度認知障害(MCI)が改善した二重盲検の臨床実験結果がでているからなんだ。
ナニカちゃん
二重盲検っていうのは動物でなくヒトを対象にした、数億円もかかる大変な実験なんだ。
オモイちゃん
患者さんやお医者さんに、どちらが本物か?偽物なの?かがわからない状態で実験するんだよ。
ウゴくん
お金も手間もたくさんかかるけど、そのぶん、この二重盲検ででた結果はとても信頼性が高いものになるんだ。
希望ちゃん
へぇー!そんな厳しい実験なんだねぇ。それでどんな効果があったの?
ナニカちゃん
この二重盲検試験で実証されたのは、認知症診断用のテストで点数が上がったってことなんだ。つまり、より健常者の知能に近い状態へと戻ったんだよ。
希望ちゃん
ところで、ホタテプラズマローゲンっていうくらいだから、ホタテをたくさん食べればいいってことかな?
カナエちゃん
それが違うんだ。特殊な技術で抽出された高純度ホタテプラズマローゲンでないとダメみたい。実験で使ってるのも、この高純度ホタテプラズマローゲンなんだ。
希望ちゃん
えっ?じゃあ意味ないじゃん!?
ウゴくん
大丈夫!サプリメントで簡単に摂れるよ。
オモイちゃん
ホタテプラズマローゲンのサプリメントのなかには、「プラズマローゲン研究会認証」っていうのもあるよ。ちなみに二重盲検の試験をやったのはこのプラズマローゲン研究会の理事(臨床研究部代表)の藤野武彦教授(九州大学名誉教授)らのグループなんだ。
希望ちゃん
そっか!サプリメントなら誰でも簡単にはじめられるね!

ホタテプラズマローゲンの効果をより正確に確認するための二重盲検

臨床試験とは薬や医療用具などの有効性、安全性を確認するために実際にヒト(患者)を対象に行われる試験のことをいいます。

認知症予防に効果があるとされる様々な成分について大学や医療機関などで研究が進められていますが、これから説明する二重盲検の臨床試験を行って軽度アルツハイマー病や軽度認知障害(MCI)の患者の認知機能が改善したという実証データを得ているのは唯一ホタテプラズマローゲンだけです。

臨床試験を行う前にマウスを使って成分の有効性を試験することがあり、いくつかの成分で人工的に認知症状態にしたマウスに対し改善効果が確認されたものもありますが、ヒトを対象にした場合にはまだ同様の結果を得られたものはありません。(2018年4月1日時点)

ホタテプラズマローゲンはより公平性を確保するために疫学的臨床研究としては一番厳しい無作為・二重盲検という方法で試験が行われました。

二重盲検とは薬や治療法などの性質を患者はもちろん医師や看護師にも知らされない試験で、プラセボ(思い込み)効果を排除するために被験者を2つのグループに分け、調査したい薬と偽薬(プラセボ)を投与して比較判定します。

こうした条件下で行われた臨床試験でホタテプラズマローゲンは軽度アルツハイマー病の患者に対し、改善効果が確認されたのです。なお二重盲検試験は実施には数億円単位のお金がかかるそうです。

以上の臨床試験は権威のある医学誌として知られる「EBio Medicine(DOI: 10.1016/j.ebiom.2017.02.012)」に研究論文として掲載されました。[注1]

軽度アルツハイマー病(軽度AD)と軽度認知障害(MCI)の方々を対象とした臨床試験の内容

ホタテプラズマローゲン(PLS)の臨床試験は軽度アルツハイマー病(AD)と軽度認知障害(MCI)の被験者328名を対象に多施設・無作為・二重盲検試験として実施されました。

25の医療機関の協力を得て対象者の年齢の幅は60~85歳まで、老年性うつ病でないという条件です。偏りがないように無作為に、2群に分けられ、一方は一日1mgのホタテ由来プラズマローゲンゼリーを摂取してもらい、他方はホタテプラズマローゲンが含まれないプラセボゼリー(偽薬)を摂取してもらうという方法で行いました。期間は24週間です。

1.軽度アルツハイマー病の患者の認知機能が改善

328名のなかで276名(PLS群140名、プラセボ136名)が試験を終了し、結果が解析されました。しかし軽度アルツハイマー病(AD)と軽度認知障害(MCI)については、ホタテプラズマローゲン投与群とプラセボ(偽薬)投与群の両群で、認知症診断用テストのミニメンタルステート検査※の主要評価項目、副次評価項目が上昇し両群での有意差は認められませんでした。

そこで軽度アルツハイマー病(AD)に絞って解析を行ったところ認知機能においてプラズマローゲン投与群が有意に改善しました。また血中プラズマローゲン濃度はプラセボ投与群のみ減少し、プラズマローゲン投与群には変化がありませんでした。

これによりホタテプラズマローゲンが軽度アルツハイマー病の人の血中のプラズマローゲン濃度を回復させ、認知機能の低下を抑える効果があることが示されたのです。[注1]

※ミニメンタルステート検査(Mini Mental State Examination、MMSE)とは:
日本では認知症の診断用テストとして、長谷川式認知症スケールが有名ですが、ミニメンタルステート検査は米国で開発された質問リストです。30点満点の11の質問からなり、見当識、記憶力、計算力、言語的能力、図形的能力などについて診断できます。24点以上で正常と判断されます。10点未満では高度な知能低下、20点未満では中等度の知能低下と診断されます。(https://ja.wikipedia.org/wiki/ミニメンタルステート検査)

2.MCI(軽度認知障害)患者についての「場所(空間)についての見当識」改善効果あり

ホタテプラズマローゲンは軽度アルツハイマー病だけでなく、MCI(軽度認知障害)の患者についても「場所(空間)についての見当識(現在の年月や時刻、自分がどこに居るかなど基本的な状況把握のこと )」の改善があったという報告があります。(Journal of Alzheimer’s Disease & Parkinsonism DOI: 10.4172/2161-0460.1000419)
これは、実験自体は、上記のEBioMEdicineへ掲載された研究論文の実験と同じですが、その分析内容が異なります。こちらは、先ほどの認知症の診断用テストであるミニメンタルステート検査結果について、評価項目毎に、その点数変化を分析しています。一方でEBioMEdicineへ掲載された論文は総合点での分析でした。その結果、MCI(軽度認知障害)被験者については、場所(空間)についての見当識(現在の年月や時刻、自分がどこに居るかなど基本的な状況把握のこと)について改善がありました。

この結果は介護予防を考えるうえで、意義があります。「転倒しやすいかどうか」に関して、この場所(空間)についての見当識が重要な予測要因といわれているためです。[注2]なおこの転倒については要支援1・2のような軽度の方々が要介護状態になる原因としては、「高齢による衰弱」「関節疾患」「骨折・転倒」が約半数を占めているという報告があります。[注3]

つまり空間についての見当識の改善があるということは、転倒防止にもつながるという意味で、ホタテ由来のプラズマローゲンは、介護予防にも大きな期待ができるといえます。

3.認知症中等度・重症患者を対象とした試験で、認知症の症状が改善

認知症中等度・重症患者225名に対してのホタテプラズマローゲンのオープン試験(偽薬を使わず、被験者全員にプラズマローゲンを摂取してもらい行う実験)も行われています。

試験期間は12週間で26の医療施設が参加してホタテプラズマローゲン含有食品の認知機能改善効果が確認されましたが、そこでも以下のような有効性が示されています。

ミニメンタルステートメント検査では中等度患者の著名改善または改善とみられる割合は52%、重症者でも29%が改善されました。また血中のプラズマローゲン濃度は共に上昇しました。また介護者による客観評価による認知症周辺症状の改善としては、幻覚80%以上、抑うつ60%以上、不潔行為・妄想が半数以上、改善しました。[注4]

以上のことからホタテプラズマローゲンは軽度認知障害(MCI)、軽度アルツハイマー病、から中等度・重症者まですべての認知症に対しての改善効果があるといえます。もちろん個人差はありますが、少なくてもホタテプラズマローゲンを摂取することでプラスの方向に進むことが期待できそうです。[注5]

生ホタテを食べてもダメ。上記の臨床試験で使用されたのは高純度ホタテプラズマローゲン

生のホタテを大量に食べても残念ながら体内で同じようにプラズマローゲンが増えることはありません。[注6]ですので特殊酵素処理などにより抽出された高純度化されたホタテプラズマローゲンをサプリメントなどで口から摂取する必要があります。なお上記の臨床試験で使用されたのはすべて高純度ホタテプラズマローゲンです。

なおプラズマローゲンのサプリメントのなかには、「プラズマローゲン研究会認証」というものがあります。上の医学誌「EBio Medicine」に掲載された論文やその他の論文も、このプラズマローゲン研究会の理事(臨床研究部代表)の藤野武彦教授(九州大学名誉教授)らの報告です。

認知症の予防に
期待が持てる成分一覧
サプリメントで摂れる認知症予防に効果があるとされる成分を徹底検証しました。すべての成分で認知症予防の可能性がある点は共通していますが、臨床実験(2重盲検試験)で認知症が改善したというエビデンス(科学的根拠)があるのはホタテ由来のプラズマローゲンだけです。
成分名 認知症改善の
臨床試験結果
(二重盲検法)
認知症予防の
可能性
ホタテ由来 
プラズマローゲン
あり あり
ホヤ由来 
プラズマローゲン
なし あり
鶏由来 
プラズマローゲン
なし あり
中鎖脂肪酸 なし あり
ビタミンB12 なし あり
DHA なし あり
EPA なし あり
PC DHA なし あり
フェルラ酸 なし あり
ポリフェノール なし あり
ジオスゲニン なし あり
レシチン なし あり
ホスファチジルセリン なし あり
γ-アミノ酪酸(GABA) なし あり
核酸 なし あり
遠志(オンジ) なし あり
イチョウ葉エキス なし あり

【参考URLリスト】

認知症予防に効果があるサプリメント成分はどれ?徹底調査 臨床実験で軽度認知症も改善したホタテプラズマローゲン