家族のための楽しい楽しい、認知症予防パーフェクトガイド 認パフェ
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認知症かも?認知症早期発見の目安。家族が気がつくこと

ここでは認知症が進行するプロセスと、「もしかして認知症かも?」と思ったときの早期に認知症を発見するための目安を解説しています。進行ステージ別のチェックリストになっていますので、是非お役立て下さい。

「もしかして認知症かも?」早期に認知症を発見するための目安(チェックリスト)

早期発見のためにはまず段階ごとの症状の違いや目安をしっかりと把握した上で、初期段階の行動や症状を知っておくことが重要になります。同居していないとわからないことも多いので家族で協力して見極めるようにしましょう。

ここでは認知症の前段階(MCI)、認知症軽度、認知症中等度、認知症高度(重度)に分けて各段階でどういった症状が見られるのか目安になることをまとめました。

すべての認知症にありがちなパターンを集めたものなので、必ず起きるものではありませんし、人によって違いますが、見極めの判断材料にはなると思います。[注1]

本人や家族で認知症が気になるといった方は、以下のリストで該当項目がどの程度あるかをチェックしてみてください。

MCI(軽度認知障害)

  • よく物忘れをするようになった
  • 財布をどこに置いたかわからなくなって探すことがある
  • 人の名前が出てこなくなることがある
  • 料理の味つけが変わりレパートリーが少なくなる
  • 家にある食材を買ってきてしまった

この段階では軽い記憶障害はあっても日常生活に支障はなく、何かのきっかけで忘れていたことを思い出すこともあるので周囲も異常と感じないことも多いです。本人は少しおかしいと思うこともありますが、老化による物忘れと判断してしまいがちです。

しかしそのような認知症まで至らない段階で治療をスタートすれば回復したり進行をそこでストップできる可能性も高くなります。少し大げさかもと思っても、早めに医師と相談しておいた方が安心です。

認知症軽度

  • 物忘れがひどくなったと感じる
  • 「頭が変だ」と言い始める
  • 同じ服装をすることが多くなった
  • 複雑な料理をすることが難しくなる
  • 料理を面倒と思ってあまりやらなくなった
  • 薬を飲み忘れることが時々ある
  • 不安になったり気分が落ち込むことがある
  • 財布や通帳など大切なもののしまい忘れがある
  • 計算や運転などでミスが目立つようになる
  • 会話に支障はないが「あれ」「それ」が多くなる
  • 今言ったことも忘れて聞き返すことがある
  • 同じものを何度も買ってきてしまう
  • 初めて会った人の名前を覚えられない
  • 外出時に忘れ物がないか何度も確かめる
  • 長年の習慣を止めてしまった

この段階になると本人だけでなく周囲も少しおかしいと気がつき始めます。本人はおかしいという認識がありますが、できないことを面倒と言ってごまかしたり、取り繕ったりすることがあります。仕事をしている場合は続けているとストレスになるので辞めることも検討が必要です。

認知症軽度と思われる場合は、本人の自覚があるうちに医療機関で診断することをおすすめします。治療薬を処方してもらえば進行を遅らせることができるからです。薬にはいくつかの種類があり、認知症の進行度や症状により処方薬は異なりますのでまずは医師と相談して検査を受けることです。

認知症中等度

  • 冠婚葬祭など最近あった大きな出来事を忘れる
  • 買い物時に正しい金額が支払えなくなる
  • カレンダーを読めなくなり日課も忘れる
  • 季節や天候に合わせた服装をしなくなる
  • イライラすることが増えてあまり笑わなくなる
  • 毎日通る道でも迷ってしまうことがある
  • 簡単な料理も間違ったりできなくなる
  • 言わないと薬を飲み忘れる
  • 会話のつじつまが合わないことがある
  • 日時や現在地がわからなくなる
  • 季節を間違える
  • 外出をしたがらなくなる

この段階では徐々に自分のこともわからなくなるので、症状は重くなりますが本人はおかしいという認識が薄れてきます。日常生活にも支障が出始めるため家族のサポートが必要になります。道に迷うなど外出に不安を感じるようになったらGPSを持たせるなどの対応も検討します。

同居していてこの段階まで放っておくというのは考えにくいですが、一人暮らしで家族が遠方に住んでいるなど状況によっては気づかずに進行してしまっていることがあります。認知症が発症しやすい年齢になったら電話だけでもよいので普段からコミュニケーションをとって様子をみることが必要です。

認知症高度

  • 昔あった大きな出来事を忘れる
  • 家族や知人がわからなくなる
  • 家事や料理ができなくなる
  • 会話でのコミュニケーションができなくなる
  • 仕事をしていないのに仕事に行こうとする
  • 着替えやトイレなど日常生活は介護者の助けがないとできない
  • 自分から買い物や外出することはない
  • 表情が乏しくなり反応が鈍くなる

この段階になると1人で日常生活を送ることが困難になるため、施設に預けたり家族以外の介護者の助けも必要になってきます。最終的には歩いたり座るのもできなくなって寝たきりの状態になります。

ここまで進行するには時間がかかりますので、家族で気がつかなかったということはないでしょう。治療を行わずに放置するとこの段階に進むが早まってしまいますので、少しでも早く医療機関に相談することが求められるのです。

認知症では?と思ったときにやるべきこと

認知症の段階的な目安をみてもわかるように認知症が進行すればするほど日常生活に支障が出てきます。だからこそ本人にとっても家族にとっても早期発見・早期対応が重要になるのです。

先に紹介した目安は認知症のよくある特徴を示すものですが、医学的な根拠があるものではありません。厳密に段階が分かれているものではなく人によっては初期段階でも中等度の症状が出ることもあります。

該当項目にマルをつけてどの程度進んでいるのかを大まかに理解するようにしてください。この他にも認知症のチェックシートなどは自治体の作成したリーフレット等に掲載されていることもあるのでそれらも参考にするとよいでしょう。

目安やチェックシートで照らし合わせてみて認知症が疑われる場合は、できるだけ早く医療機関で診断してもらうことです。大きな病院に行けば認知機能検査だけでなくCTやMRIなどで脳の萎縮、出血の有無など医学的見地での検査も受けられます。

認知症は進行すればするほど本人がおかしいことを認めなくなる傾向にあるため、家族は本人の自覚症状がある段階で行動することが重要です。誰か1人が抱え込むのではなく、家族全員が協力してどうすべきかを相談しましょう。

どうしてよいかわかならい場合は地域包括支援センター※[注2]で相談するとよいでしょう。今後の何をすればよいかや、どこの医療施設に行けばよいかなどアドバイスをもらえるはずです。

※地域包括支援センターは各区市町村に設置されている、地域住民の保健・福祉・医療の相談、介護予防マネジメントなどを総合的に行う機関です。(一部の地域では“高齢者総合相談センター”など地域包括支援センターとは違う名前の場合もあります。)

記憶力以外の知的能力は、豊富な経験や学びを積み重ねることによって40~50代くらいまでは伸び続けるとされていますが、それでも60代を過ぎると、思考力や判断力、適応力など知能全体に衰え絵がみられるようになってきます。ですから、加齢とともに忘れっぽくなったり、新しいことを覚えにくくなったりするのは老化現象のひとつ。良性のもの忘れですから、心配はいりません。一方で、歳のせいではすまされないのが、認知症によるもの忘れです。こちらは、脳梗塞や脳出血、アルツハイマー病など脳の病気が原因で、脳の機能低下が著しく進んでしまうために起こります。良性のもの忘れとはあきらかに質が違い、放っていくとどんどん進行するという点も、良性のものとは大きく異なります。

引用:監修:東京医科歯科大学脳統合機能研究センター 認知症研究部特任教授 朝田隆(2010)「ウルトラ図解 認知症」p.58

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