家族のための楽しい楽しい、認知症予防パーフェクトガイド 認パフェ
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認知症予防のために家族ができること

ここでは認知症予防で希望を持つことの大切さと家族のとるべき支援スタンスについて解説しています。

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「希望」無しでは認知症の予防は始まらない

認知症予防において最も大切なことは希望を持ってもらうこと

ご家族に認知症の心配がでてきたからと言って、露骨に脳トレをさせたり、病院にいかせたりするわけにもいきません。また認知症予防のために何をしたらよいかは、人それぞれの生活環境や性格によっても大きく変わります。

当サイトでは、認知症予防において最も大切なことは小さなことから大きなこと、簡単なことから難しいことまで、あらゆる局面において「希望を持ってもらう」ことだと考えています。

そのためには家族がしっかりサポートすることが必要で、認知症の当事者が希望が持てないような状況では先に進めることができません。「希望を持つ」というのはこのサイト全体を通しての共通のスタンスです。

結局は「病は気から」的な精神論に落ち着くのかと思われた方もいるかもしれませんが、実際に希望を持つことの重要性を示す実験データがあるのも事実です。

認知症に限りませんがある成分の効果を試す臨床試験を行う過程で、その成分とプラセボ薬(偽薬)両方にプラスの効果がでてしまうことがあります。それは薬を飲んで治るかもしれないという希望が、被験者の力になったと考えられるのです。

このように効き目のある成分を含まない薬を飲んでも、思い込みや治ると信じることで効いてしまうことをプラセボ効果と言います。そのメカニズムは完全に解明されたわけではないですが、信頼感や期待感といった感情が脳内の神経化学的反応に影響すると考えられています。

希望が症状改善に結びつくことは実際によくある

1955年に米国ハーバード大学医学部のヘンリー・ビーチャーが発表した「The Powerful Placebo(強力なプラセボ)」によると手術後の疼痛や咳、頭痛、不安などの症状に対してプラセボ(偽薬)を投与したところ約35%に症状の改善が見られたと報告されています。[注1]

その後、薬の効果を確認する臨床試験においては評価の妨げになるとしてプラセボ効果を排除する傾向にありましたが、最近ではプラセボ効果そのものに注目が集まり研究対象にもなっています。

それは希望を持つことで得られる治療効果が医療従事者の間でも無視できない存在になりつつあるということを示しています。こうしたプラセボ効果の科学的根拠や仕組みについては今後の研究に委ねるしかありませんが、認知症予防の観点からは重要な要素と言えるでしょう。

認知症を予防したり改善するためにあらゆる方法を試すことがあると思いますが、家族としてやるべきことはまず認知症の当事者に希望を持ってもらうことです。本人が希望を失わなければきっとよい方向に向かうはずです。

希望とは何か?希望を持てないのはどうしてか?

「希望を持つこと」の重要性は理解したとして、そもそも希望とはどのようにしたら持てるようになるのでしょうか。

このヒントになるのが東京大学社会科学研究所の玄田有史教授らの研究グループにより、2005年から研究として取り組まれている「希望学」です。[注2]

この希望学がどのように役立つのかについてわかりやすい文章がありますので下記に引用します。

研究グループは、希望とは何かを語る次の言葉に辿り着いた。

「希望とは、大切な何かを行動によって実現しようとする気持ちである。
Hope is a Wish for something to Come True by Action.」

すなわち、希望は次の4つの柱によって成り立っている。「大切な何か(Something)」つまり目標を、「行動(Action)」によって「実現(Come True)」しようとする「気持ち(Wish)」。この四本柱である。

こうして希望を成立させる要素が見えたことは、大きな意味があったと玄田教授は語る。

人が希望を持てないのはなぜか、その理由にアプローチしやすくなりました。希望を持てずにいる人は、この四本柱のうちのいずれかが欠けていると考えれば、希望と向き合いやすくなるはずです。そもそも目標が見つかっていないのか、目標に対する気持ちが足りないのか、それとも目標を実現するための行動が欠けているのか、頑張っているのになかなか実現しないのか……。

欠けているものを満たせば希望を持てるようになりますし、希望について考えることをきっかけに、自分の人生を少しでも前に進める手掛かりをつかめるのではないかと思います」

引用:http://shochou-kaigi.org/interview/interview_17/ 未踏の領野に挑む、知の開拓者たち vol.17 国立大学附置研究所・センター長会議[注3]

つまりもし「希望を持てない」という場合に以下のように考えてみると良いでしょう。

まず希望が4つの要素「気持ち(Wish)」「取り組める何か(Something)」「実現(Come True)」「行動(Action)」で成り立っていることを知り、そのどれが欠けているのかを考えるのです。その欠けていることが、希望をもてない理由というわけです。

一般の方にこれをたずねると、「行動(Action)」が足りないということが多いようです。気持ちややりたいことはあるのに、それに向けて実際に動きはじめることができない人が多いようなのです。

以下では認知症予防というテーマでこの「希望」の要素について考えてみました。

なお当サイトの5人のキャラクターは、この希望とその要素から名前をとっています。合わせて自己紹介させていただきますね。

気持ち(Wish)

思いや願いでもあり強い意志の表れと考えても良いでしょう。認知症予防に置き換えてみると本人が予防したい治したいという強い気持ちのことです。気持ちが萎えているとパワー不足になります。

オモイちゃん
わたしはオモイ!みんなの思い、その気持ちを大切にしたいな♪

取り組める何か(Something)

具体的にこうしたいと目標を定めることです。人から教えられるのではなく自分にとって大切な何かを設定します。何でもよいですがこのサイトをヒントにして決めても構いません。

ナニカちゃん
わたくし、ナニカと申します。みなさんのお役に立つ何かをたくさん見つけたいです!

実現(Come True)

思いや願いを持って目標を定めたらそれを実現するために、あるいは少しでも近づけるために何ができるかを考えることです。そのための環境づくりは本人の努力だけでなく家族の支援も必要となります。

カナエちゃん
わたしは、カナエです。みなさんのやりたいことを実現するため方法を見つけます!

行動(Action)

どれほど完璧な目標と計画を立てても実際に行動に移さなければ希望を叶えることはできません。そこには壁やあり一歩踏み出すための勇気が必要になることもありますので家族が背中を押してあげましょう。

ウゴくん
ボク、ウゴくん。とにかく一歩!まず一歩!動き出せるように応援するよ♪

希望(hope)

上の4つの要素、すべてが希望には必要です。もし希望がもてないというのであれば、それはこの4つのうち、どれかが欠けているからなのかもしれません。認知症予防においてもこの希望が大切だと考えます

希望ちゃん
はじめまして、希望です♪ 認知症予防の方法(希望)をたくさん見つけるお手伝いをさせていただきます。

認知症予防において家族ができることとは?

「希望」は認知症予防においてきっと変化をもたらします。認知症と判断される前の軽度認知障害(MCI)の段階で希望を持って早期に医師と相談し、適切な対処をすれば改善の可能性が高くなるでしょう。

しかし希望を捨てて初めから諦めてしまえば何の対処もすることなく認知症に進行してしまうかもしれません。そう考えただけでも気持ちの違いが大きな差を生むことがわかるでしょう。

本人が強い気持ちを持っていても、その先どうすべきかわからなかったり1人ではどうすることもできないこともあるでしょう。そのような時に家族は本人の意志をしっかり汲み取って、サポートしなければなりません。

希望を叶えるためには4つの柱がすべて揃って初めて成立します。足りない部分があればみんなで協力して補完することになるでしょう。変化を待つのではなく積極的に変化させる努力をしてください。

そこには信頼関係が必要ですし、家族でなければできないことがあります。困難なことにぶつかっても希望を持って全員で一緒に乗り越えるようにしましょう。

希望ちゃん 希望ちゃん
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カナエちゃん カナエちゃん
たくさんの認知症予防の方法を、実践難易度をつけて紹介するよ。
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ナニカちゃん ナニカちゃん
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きびしい臨床試験で効果が出ている期待の成分を紹介するよ。
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ウゴくん ウゴくん
楽しそうなことから、とにかくいろいろ、なんでもやってみることだよね!

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