家族のための楽しい楽しい、認知症予防パーフェクトガイド 認パフェ
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音楽療法とは

聴いたり、奏でたり、リズムに合わせて身体を動かしたり…。音楽には、様々な楽しみ方があります。そういった音楽の特性を活かし、対象者の心身の健全をはかる「音楽療法」。名前だけは耳にしたことがある人も多いのではないでしょうか。

ここでは、音楽療法がもたらす影響や、認知症に対しての効果、そしてその取り入れ方などを解説します。

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音楽の持っている、生理的・心理的・社会的な働きかけを使用した療法で、次のような目的で用いられます。

  • 心身障害の軽減や回復
  • 機能の維持や改善
  • ライフクオリティの向上
  • 不安や痛みを軽減し、精神的な安定をはかる
  • 自発性などを促進する
  • 運動性の向上
  • 表情や感情などを出させる
  • リラクゼーション
  • ストレスの発散

音楽療法は、単に音楽を聴いたり歌を歌ったりする活動とは異なる、"音楽"を用いたセラピー法です。音楽療法は技術を持った専門家(音楽療法士)が、個々の状態に合わせた音楽を使って行います。

音楽は自律神経系や免疫系、ホルモン系に影響があり、療法としての有効性について認められてきています。医療などにおいても、不安や痛みの軽減に繋がるといわれており、その効果が明らかになってきている段階です。

認知症予防などの目的以外にも、性別・年齢を問わず様々なケースへの療法として用いられています。

楽器演奏や歌は情緒面、身体面ともによい刺激になるため、多くの施設で行われている。音楽療法士が、認知症の人の想いでの曲などをとりいれることもある。ただし刺激が強すぎると疲れるので注意する。

引用:川崎幸クリニック院長 杉山孝博(2013)「認知症の9大法則 50症状と対応策」p.176

音楽療法による認知症への効果とは

認知症対策への効果を期待し、多くの介護施設などが音楽による活動を取り入れています。「音楽は"聴く"ことによって楽しむもの」というイメージが強いですが、"聴く"以外にも様々なアクションを取り入れることができるツールです。

「歌う」、「踊ったり体操したりして身体を動かす」、「楽器を演奏する」など、ただ"聴く"以外にもこれだけ楽しみ方があります。音楽がもたらす認知症への効果としては、次のような例があります。

発語、言語機能の回復や促進

音楽を聴いて知っている歌を歌ったりすることにより、発語機能や言語機能の促進・回復をはかることができます。言語機能は左脳がつかさどっていますが、"歌を歌う”という能力は右脳によって起こるものです。右脳でおこなう歌を歌うという行動を続けることにより、左脳の機能を回復させていくことにつながります。

回想法にもつながる

"回想法"は過去の経験などを思い出して語るなどの方法を取る心理療法で、認知症への効果があるとされています。昔よく聞いていた曲を再び聴くことによって過去の記憶につながり、脳の活性化をはかることができます。また、誰かと同じ曲を聴いて思い出を語り合うことによって、回想法と同時に他者とのコミュニケーションをはかることも可能です。

BPSD(行動・心理症状)を改善させる

音楽を聴いたり、歌う・踊るなど体を動かしたりすることにより、脳への血流を増やすことができます。そのことによって脳が活性化し、徘徊や暴力・協調性のなさなどの行動面や、不安・興奮・無気力などの心理面によるBPSDの症状の改善が見込まれます。

身体能力の向上

歌ったり踊ったりすることにより、発声や嚥下の能力、運動機能などが高まるとされています。踊ったり体操したりすること以外にも、タンバリンやベルなど簡単な楽器を演奏することも効果的です。日常生活動作のレベルを向上させることは、認知症予防にもつながります。

他者との交流による脳の活性化

合唱や合奏など、誰かと歌ったり演奏したりして音楽を楽しむことにより、他者とのコミュニケーションが発生します。他者との交流は脳の活性化につながるため、認知症への効果や、うつ症状の悪化を防ぐ効果などが期待できます。

脳のトレーニング効果

歌いながら手拍子をする、など2つの動作を同時におこなうことや、曲と振り付けを覚えることなど、音楽を通じた脳トレとして取り入れることもできます。グループでおこなう場合などは、他の人とリズムを合わせたり交互に楽器を鳴らしたりなど、他者がいることによる行動トレーニングも可能です。

音楽療法の取り入れ方

音楽療法は大きく2つに分けられ、音楽を聴くなど受け身な状態で参加するものを「受動的音楽療法」、歌ったり演奏したり身体を動かしたりして参加するものを「能動的音楽療法」といいます。

どちらも対象者に合わせたプログラムを組むことが大切なので、日本音楽療法学会のカリキュラムを受けた「音楽療法士」の指導を受けることが望ましいです。

受動的音楽療法

参加者が音楽を鑑賞します。ただ音楽を聴くだけでも、感情への干渉やリラクゼーションなどの効果を得ることが可能です。また、音楽を聴きながら他者との交流をはかることもできます。

聴覚は人間に残る最後の感覚とも言われており、認知症によりできないことが増えていっても、"聴く"という機能は残っていることが多いです。音楽鑑賞は、「聴く」という楽しさを感じられるものとして、とても有用なツールであると言えます。

能動的音楽療法

歌ったり、楽器を演奏したり、踊る・体操などの体を動かしたりする活動を取り入れます。音楽により能動的に身体を活動させることによって、認知症の予防・回復や、身体能力の向上、脳の活性化などへの効果が期待できます。

音楽を聴くことによるクイズやゲームなどのエンターテイメント的な要素や、歌詞の内容について思考するなど感情や心への働きかけもあるため、対象者が楽しんで参加することが可能です。

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