家族のための楽しい楽しい、認知症予防パーフェクトガイド 認パフェ
家族のための楽しい楽しい、認知症予防パーフェクトガイド 認パフェ

ビールで認知症予防

10秒でわかる
ビールについてのまとめ

  • ホップ由来ビールの苦味成分はアルツハイマー病の予防に有効
  • ホップに含まれるイソアルファ酸は脳内で唯一の免疫細胞を活性化させる
  • ホップは、発泡酒やノンアルコールビールにも含まれている
希望ちゃん
ビールって認知症の予防に効果があるの?
ナニカちゃん
びっくりだよね!ビールに入っているホップが、認知症予防効果があるらしいよ。
カナエちゃん
ホップかー。よくビールはホップが決め手!とか宣伝してるね。あとノンアルコールビールにもはいってるよね。
ウゴくん
お風呂上りの一杯は最高だよー。ビール大好き!
オモイちゃん
ビールなら毎日飲みたい!っていう人、いっぱいいるね、きっと。飲みすぎ注意!ホントに効果あるなら一石二鳥ですねぇ。

30秒でわかる ポイント解説
~認知症予防へのビールの効果がわかる!~

認知症予防にビール

ビールが認知症予防に効果があると期待されているのは、ホップに含まれるイソアルファ酸が、脳内で唯一の免疫細胞「ミクログリア」を活性化させるためです。(ミクログリアは 「脳のマクロファージ」や「脳の免疫担当細胞」と呼ばれることもある細胞でアルツハイマー病で蓄積するアミロイドβタンパク質などの不要物を取り除きます。)

また、ビール苦味成分イソフムロンには抗肥満効果があり、生活習慣病予防を通じてアルツハイマー病の進行を抑制するとされています。

どちらも動物実験でわかった作用ですが、「お酒を適量飲む人は老後の認知機能が高い」という調査などを裏付ける形になった研究結果です。

ホップはビールだけではなく、発泡酒やノンアルコールビールにも含まれています。ビールが飲めないという人でも、ノンアルコールビールを飲むことで認知症の予防効果が期待できるのです。

ビールの味と香りを決めるホップ(苦み成分)に、認知症予防効果がある?!

キリン株式会社と東京大学、学習院大学との共同研究で、ホップ由来のビール苦味成分「イソアルファ酸」がアルツハイマー病の予防に有効であることを解明しました。

そもそも「ホップ」とは一体何なのでしょうか?こちらでは、ビールに欠かせない縁の下の小さな力持ち、ホップのヒミツに迫ります。

苦いだけじゃない!ビールに使われるホップのヒミツ

ビールは、水・麦芽・酵母そしてホップからできています。多くの方が「ホップは苦いもの」というイメージをお持ちかもしれませんが、ホップはただ苦くするために入っているのではありません。ビールの味と香りの決め手になるのがホップだ、と言っても過言ではないでしょう。

ほぼビールのためのみに生産されている植物にも関わらず、ホップは世界中に80品種以上もあります。クラフトビールの人気が高まりに乗じて、その数はますます増えています。[注1]

ホップは味と香りで3種類に分けられる

ビールの苦み・香りはホップに依存します。ビールのさわやかな香りは、ホップの精油(エッセンシャルオイル)です。ホップは苦みと香りの成分で、大きく3種類に分類されます。

まずはファインアロマホップ。穏やかで上品な香りと苦みを演出する最上級の一品です。

次にアロマホップ。華やかで力強い香りが特徴です。

そして最後がビターホップ。苦み成分を多く含んでおり、香りよりも苦みのほうを強く感じます。

加えて、ホップは生産地や生産方法でも微妙に苦みや香りが変わり、さらなる表情の違いを見せます。

ビールの醸造家は最適な品種を選定し、ホップの量や投入するタイミングを細かく調整してビールの苦みや香りをコントロールするのです。

ホップがなければ、味にしまりのないビールになってしまうでしょう。苦いだけではなく、豊かな香りや味わいを楽しめるのは、ホップがあるからこそなのです。

ホップに含まれる酵素「ルプリン」が健康作用のカギ

ホップを縦に割ると、黄色いつぶつぶとしたルプリンと言われる樹脂があるのが分かります。このルプリンには、ビールに必要な成分がびっしり詰まっているのです。

樹脂ルプリンに含まれる「アルファ酸」がビールの苦みのもと。このアルファ酸が製造過程でイソアルファ酸に変化し、さらに味わい深い苦みをもたらします

イソアルファ酸には泡持ちをよくし、雑菌の繁殖を抑える効果もあるため、ビールになくてはならない存在です。[注2]

なぜビールが認知症予防に効果があると期待されているのか?

ホップに含まれるイソアルファ酸は、認知症予防にも効果があると言われています。脳内で唯一の免疫細胞「ミクログリア」を活性化させる成分が、ホップに含まれるイソアルファ酸です。

イソアルファ酸のもつ健康作用

ホップは1000年以上もの間、薬用植物として知られ、またビールの原料として使われていました。

「苦いものはあまり好まれないはずなのに、1000年もの間ビールは愛飲されている。苦いだけではない意味があるのかもしれない」。そう考えたキリンビールの研究員が原材料ホップに注目して研究を重ね、アルツハイマー病予防に関する作用機序を発見しました。[注3]

ホップ由来の苦み成分イソアルファ酸をマウスに投与したところ、認知機能が改善されたそうです。このことから、適量のビールを飲むことで、アルツハイマー病を予防できるのではないかという可能性が示唆されています。[注4]

ビールという制約はあるものの、「お酒を適量飲む人は老後の認知機能が高い」という調査や、「適度な酒類の摂取は認知症を予防する一因となる」という報告の裏付けになった研究結果だといえるでしょう。

生活習慣病予防を通じた認知症予防効果にも期待が集まる

ビールメーカーのひとつであるキリン株式会社は、ビール苦味成分イソフムロンによる生活習慣病予防を通じた認知機能改善効果についての研究成果を報告しました。[注5]

この研究は、「内閣府革新的研究開発推進プログラム(ImPACT)」による、脳の健康状態にあったサービス・製品を見つけ出す試み「Healthcare Brain チャレンジ」に入選。

イソフムロンはすでにヒトで抗肥満効果が示されていますが、この作用を通じて認知機能に変化が起こるかどうかというコンセプトで発表されました。まだ動物実験が中心ではありますが、今後はヒトに対する成果も期待できる研究です。[注5]

現在、認知症予防の作用が確認されている食品はほとんどありません。その中で、身近なホップの作用機序が明らかになったのは、急速に高齢化が進み、認知症が大きな社会問題になりつつある現代社会の僥倖です。

ビールが飲めない方に朗報!

ただ、高齢者やお酒を飲めない人にとって「ビールを飲む」というのは難易度が高いこと。ですが、認知症予防効果が期待できるホップはビールだけではなく、発泡酒やノンアルコールビールにも含まれています

高齢者やアルコールに弱い人、あるいはお酒が飲めない人は、ノンアルコールビールを飲むことで認知症の予防効果が期待できます。[注6]

今ではノンアルコールビールの種類が豊富ですから、1日1杯ノンアルコールビールをたしなむのもいいですね。ぜひ、ホップの奥深さを喉で味わってみてください。

認知症予防 お手軽&簡単順

【参考URLリスト】

認知症予防に効果があるサプリメント成分はどれ?徹底調査 臨床実験で軽度認知症も改善したホタテプラズマローゲン