家族のための楽しい楽しい、認知症予防パーフェクトガイド 認パフェ
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コーヒー(珈琲)で認知症予防

10秒でわかる
コーヒーについてのまとめ

  • コーヒーには、認知症予防に効果が期待できる「トリゴネリン」「クロロゲン酸」「カフェイン」の成分が入っている
  • 「NMNAT2」という酵素が、認知症の原因となるたんぱく質「タウ」と戦ってくれる
  • 「NMNAT2」はコーヒーのカフェインで活性化されることがわかっている
希望ちゃん
ねーねー!コーヒーって認知症予防にも効果があるの?
ナニカちゃん
うんうん。カフェインや最近注目されている酵素に秘密があるらしいよ。
カナエちゃん
それから焙煎していないグリーンコーヒーっていうのもあって、これも認知症予防にいいみたい。
ウゴくん
ボク、コーヒー大好き!
オモイちゃん
焙煎したて、豆挽きたての新鮮なコーヒーって本当美味しいよね。

30秒でわかる ポイント解説
~認知症予防へのコーヒーの効果がわかる!~

万能薬として知られているコーヒーは、認知症リスクの低減にも作用してくれると考えられています。ポイントはコーヒーに含まれる「トリゴネリン」「クロロゲン酸」「カフェイン」「NMNAT2」の4つの成分。前者3つの成分は、以前より多くの研究において認知症リスク低減に効果があると言われてきました。

そして、最近では認知症の原因とされているたんぱく質「タウ」と戦ってくれる「NMNAT2」という酵素が、コーヒーのカフェインのおかげで活性化されるということがインディアナ大学の研究によってわかっています。つまり、コーヒーには認知症発症のリスクを低減する働きがあるというわけです。

そもそもコーヒーは、ストレスを緩和してくれる香りを出したり、記憶力を高めるなど、多くの作用もあることがわかっています。美味しく飲みつつ認知症予防、そしてストレス軽減などの効果を得られるのであれば、毎日1杯程度を目安に飲んでいきたいところです。

なぜコーヒーが認知症予防に効果的だと期待されているのか?

コーヒー

コーヒーに含まれるカフェイン、トリゴネリン、クロロゲン酸が一般的に認知症予防に効果があるといわれています。また最近コーヒーについて注目されているのが「NMNAT2」という酵素です。ニューロンをストレスから守り、認知症の原因となる「タウ」と呼ばれるたんぱく質と戦うのがNMNAT2です。コーヒーのカフェインには、このNMNAT2の生産量を上昇させる効果があるということが研究でわかりました。以下、細かく見ていきます。

トリゴネリン

トリゴネリンは脳内で電気信号を発し、認知機能をはじめ記憶、感情、運動といった高度な処理をするニューロンを発達させる作用があると言われています。アルツハイマー型の認知症になるとニューロンの多くが脱落しますが、トリゴネリンはニューロンが脱落するのを防ぎ、残ったニューロンを発達させる働きがあります。

クロロゲン酸

クロロゲン酸はポリフェノールの一種。焙煎する前のコーヒー豆に多く含まれています。強い抗酸化作用で脳の血管に溜まる活性酸素を除去し、脳内の炎症を抑えます。また、アルツハイマー型認知症の原因となるアミロイドβというたんぱく質を抑制する働きもあります。

しかしながらこのコーヒーの有効成分であるトリゴネリン、クロロゲン酸は熱に弱いという特徴があります。200度以上にすると分解されてしまいます。[注4]

ですのでトリゴネリンやクロロゲン酸を残すには浅煎りもしくは焙煎しないままでなくてはなりません。後で詳しく紹介しますが、実は「グリーンコーヒー」という焙煎されていない豆で作るコーヒーもあるのでご参考にしてください。

カフェイン

コーヒーに含まれる成分としておなじみの「カフェイン」は、カフェインは、アルツハイマー型認知症の原因となるアミロイドβやタウを抑制し、認知症から脳を守る酵素の力を高めることが分かっています。

また、カフェインには記憶力を高める作用も。学生は試験勉強をするときにコーヒーを脇に置くという風景は、日本だけでなく海外でも珍しくない光景です。

ジョンズポプキンス大学の研究で、ふだんあまりコーヒーを飲まない被験者に記憶テストのあとにカフェイン200mgを摂らせて結果を見ました。翌日に同じ記憶テストをすると、カフェインを摂取しないグループに比べて正解率が高く、記憶力が向上していることが明らかになりました。[注2]

またコーヒー特有の香りはストレスを軽減させることが分かっており、香りには抗うつ作用があるそうです。

他にもうつ病の改善や、脂肪燃焼を助ける効果も認められているコーヒーですが、砂糖やミルクを入れ過ぎると元も子もないので注意しましょう。

カフェインは「NMNAT2」を活性化させる

インディアナ大学の研究チームは、カフェインには認知症を予防する「NMNAT2」という酵素の生産量を上昇させる効果があることを示した研究データが発表しました。[注1]

最新の研究で、「NMNAT2」という酵素が重要な役割を果たすことが分かっています。
ストレスから神経細胞を守るほか、タウと呼ばれるミスフォールドたんぱく質と戦う作用があります。

インディアナ大学ブルーミントン校の研究グループによるマウスを用いた実験によると、NMNAT2を少なく生産するよう改良されたマウスにカフェインを与えたところ、通常のマウスと同じくらいのNMNAT2を算出できるようになったそうです。
NMNAT2が認知症の原因となるミスフォールドたんぱく質と戦うことは明らかになっています。このことから、カフェインがNMNAT2の産出量を高め、ひいては認知症の予防に繋がると考えられます。[注3]

認知症予防に効くといわれるコーヒーに関する豆知識

そもそもコーヒーはどうやって生まれ、どのように親しまれてきたのでしょうか。少しコーヒーの歴史を紐解いてみましょう。

どうして「珈琲」という字を書くの?

コーヒーは、「珈琲」という不思議な字を書きます。漢字をあてたのは、宇田川榕菴(うだがわようあん)という幕末の蘭学者。コーヒーの木のついた赤い実が、かんざしに似ていたことからこう翻訳したそうです。「珈」は髪に挿すかんざし、「琲」はかんざしの玉をつなぐ紐のことを指します。

日本にコーヒーが持ち込まれたのは江戸時代。鎖国中の日本では、外国人や役人、貿易商人など選ばれた人たちしか口にできない幻の飲み物でした。「王」という編も、王侯貴族のような身分のものしか口にできなかった当時のコーヒーにぴったりの名前です。

コーヒーは門外不出の秘薬だった!?

シェーク・オマールというイスラム教のお坊さまが無実の罪で追放されてさまよっているとき、山で小鳥がついばんでいる赤い実を食べたところ元気になったという言い伝えが残っています。医学に精通していたシェーク・オマールは、赤い実を飲み物に加工して病人に与えて苦痛を救い、罪が許されて聖人になったそうです。

しかし、その後コーヒーは門外不出の秘薬とされ、コーヒーの作り方は長年隠されていました。

日本でも薬として重宝されたコーヒー

日本にコーヒーが伝わったのは1724年。鎖国中だった日本ですが、唯一の貿易地だった長崎から輸入されてきたようです。

江戸時代の日本でもコーヒーは薬として扱われており、当時は「薬草唐茶」と呼ばれていました。当時は異国人か役人、あるいは貿易商人しか口にできない高価な飲み物だったので、大正時代に入るまでコーヒーが広まることはありませんでした。

しかし、大正時代から昭和にかけてコーヒーブームが到来。以降コーヒーブームは盛衰を繰り返しながら大衆に広まり、現在に至ります。

コーヒーの効果は、炒りたて挽きたての新鮮なコーヒーで得られる

コーヒーは鮮度が命です。ご飯は炊きたて、パンは焼きたてがもっとも美味しいように、コーヒーも鮮度の高いものが一番おいしいのです。

コーヒーの効果は、炒りたて・挽きたての新鮮なコーヒーで発揮されます。
コーヒーの効果を得られるのは焙煎して7日、挽いて3日、淹れて30分と言われています。

なぜならコーヒーには油脂分が含まれており、空気に触れるとどんどん酸化するからです。古くなって酸化したコーヒーは、活性酸素を発生させ、体に良くないものになってしまうので要注意。「コーヒーを飲んで胃が痛くなった」という経験を持つ方は多いのではないでしょうか。酸化したコーヒーを飲むと胃に負担がかかるといわれています。逆に、鮮度の高いコーヒーで胃がムカムカしてしまうことはほとんどありません。

有名なコーヒーチェーン店ドトールでは、お店からオーダーを受けた分だけコーヒー豆を焙煎するそうです。そして、お店では基本的に豆の在庫を持たないと言われています。それほど、コーヒーにとって「鮮度」は大切なのです。

新しい!焙煎しないコーヒー、グリーンコーヒーがすごい

先にも説明しましたが、コーヒーの有効成分であるトリゴネリン、クロロゲン酸は熱に弱いという特徴があります。200度以上にすると分解されてしまうので、普通のコーヒーだと含有量がだいぶ落ちています。[注4]

トリゴネリンやクロロゲン酸を残すには浅煎りしなければなりません。しかし、「グリーンコーヒー」という焙煎されていない豆で作るコーヒーも存在するのです。

スーパー等で見かけることはほとんどありませんが、焙煎前のグリーンコーヒーでも、お湯や水を使ってコーヒーとしての飲むこともできます。

グリーンコーヒーにはどんな効果があるの?

焙煎していないので、クロロゲン酸がたっぷりと含まれています。ポリフェノールの一種であるクロロゲン酸は熱に弱いので、焙煎すると分解されてしまいます。焙煎すると、およそ5分の1程度しか残らないそうです。

しかしグリーンコーヒーはまだ焙煎する前の豆なので、クロロゲン酸が豊富に残っています。[注5]

グリーンコーヒーはどんな味?

コーヒーだと思って飲むと驚くかもしれません。グリーンコーヒーは味がやや薄く、どちらかと言えば緑茶やハーブティーに似た味をしています。焙煎していないこともあって、どちらかと言うと大豆に近い味がするので[注6]、中には苦手だという方もいるかもしれません。

もし味が苦手だと思ったら、つくったグリーンコーヒーにハチミツやシナモンを入れるとまた違った楽しみ方ができますよ。味は強くないので、料理に加えるという手もあります。

グリーンコーヒーの飲み方

手軽に楽しむなら、豆をドリップして飲むと良いでしょう。
普通のコーヒーと同じようにペーパードリップしたり、ティーバッグに入れて溶かしたりします。粉末状のものはそのままお湯やお茶などに溶かして飲むこともできますよ。

ドリップする時は沸騰したお湯を使いましょう。クロロゲン酸が分解されるのは200℃以上のときなので、100℃前後であれば問題ありません。85℃を下回るお湯で作ると抽出量が減るので、沸騰してすぐのお湯を使うとしっかりとクロロゲン酸を抽出することができます。

コーヒーは素晴らしい!

コーヒーは喫茶店や自動販売機、スーパーなど、どこでも手に入りますが、奥が深い飲み物でもあります。健康や認知症予防に効果的といわれているだけでなく、楽しみ方がたくさんあるのも特徴

豆の種類、焙煎度、豆のひき方、時間経過など、さまざまな要素が複雑に絡み合って風味や味が決まります。おいしさの基準も人によってさまざま。「自分はこれが好き!」というのを探すべくさまざまな方法を試すのは、コーヒー好きの宿命といえます。

コーヒー作りはどの工程もそれぞれ違った楽しみ方がありますが、特に是非こだわってみると楽しいのが、焙煎したての豆を自分で挽いて、自分好みのコーヒーを淹れること。豆を挽くときのゴリゴリという音、一滴一滴落ちるコーヒー、漂ってくる香ばしい香り…。

手動のコーヒーミルも楽しいですが、たくさん作るとなると電動のコーヒーミルを使うのが便利です。これはご自身のスタイルに合わせて選んでみてくださいね。

コーヒー豆を焙煎している専門店に行き、オススメの豆や、それに合った焙煎度について聞いてみましょう。そして焙煎したてのコーヒー豆を淹れて楽しみましょう。これまで知っていたコーヒーとはまったく違うコーヒーの世界にきっと出会えるはずです。

健康志向とか認知機能の向上とか、そんなわずらわしさからは離れ、オシャレな趣味のひとつとしてコーヒーの香りと味にこだわり、楽しんでみませんか。

認知症予防 お手軽&簡単順

【参考URLリスト】

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