家族のための楽しい楽しい、認知症予防パーフェクトガイド 認パフェ
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判断力障害

中核症状の判断力障害はどんな病気か

認知症における判断力障害とは、文字どおり、判断力が低下する症状のことを言います。具体的な例を確認してみましょう。

判断力障害の具体的な例

今現在、何が必要なのかを判断できない

すでにキャベツがあるにも関わらず、毎日のようにスーパーでキャベツを買ってくる、などの例が見られます。今現在、また近未来において何が必要なのかを判断できない状況です。

社会的行動における善悪が判断できない

買い物をしてお金を払わずにスーパーを後にするなど、社会的行動における善悪の判断ができないことがあります。

中核症状の判断力障害になる原因

認知症の種類にはいくつかありますが、それらの中でも特に判断力障害のリスクが高い種類がアルツハイマー型認知症。アルツハイマー型認知症を発症した場合、大なり小なり、その初期段階から判断力障害が見られると言われています。

脳の中に生じている原因

アルツハイマー型認知症の原因は、脳内における脳神経細胞の減少や、脳自体の萎縮。脳内にあるβアミロイドと呼ばれるタンパク質が蓄積することにより、脳神経細胞に影響を与えて脳の萎縮を誘発します。患者の多くには「APO・E」という物質に関連する遺伝子に異常が見られる、とされています。

なお、アルツハイマー型認知症のうち約10%は、家族性(遺伝性)が原因であることも指摘されています。

中核症状の判断力障害の治療法

認知症における判断力紹介を治癒させることは困難ですが、薬物を利用することにより症状の進行を緩やかにすることはできます。

治療薬の種類

現在、アルツハイマー型認知症とレビー小体型認知症の治療薬として、日本では4種類が認可されています。いずれも認知症の治癒を目指す薬ではなく、症状の進行を緩やかにすることを目指す薬です。

具体的な薬品名は「アリセプト」「レミニール」「リバスタッチパッチ」「メマリー」。これらのうち全ての薬がアルツハイマー型認知症に効果的ですが、レビー小体型認知症には「アリセプト」のみが有効薬となります。

家族・介護者の接し方

認知症による判断力低下は、脳内におけるタンパク質の異常が原因。まずはこの点を十分に理解し、ご家族は患者とどのように接するべきか、各々、よく考えてください。タンパク質の異常から生まれる症状に対し、真っ向から注意したり叱責したりしても、まったく無意味であることを承知しましょう。

無意味どころか、患者本人は逆に不安や焦燥を覚え、より症状が悪化する恐れがあります。ご家族・介護者は、冷静かつ理性的に患者に接することが大事です。

認知症は進行性の病気です。症状の進行を少しでも遅らせるよう、認知症が疑われる場合には速やかに医療機関を受診しましょう。

参考資料

公益財団法人長寿科学振興財団「認知症の中核症状」

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